研究成果

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潮汐破壊現象の最高精度の偏光観測―超大質量ブラックホールの周囲環境を調査する新たな手がかり―

宇野孔起 理学研究科研究員、前田啓一 同教授を中心とした国際研究グループは、京都大学せいめい望遠鏡・国立天文台すばる望遠鏡をはじめとする国際的な望遠鏡網により潮汐破壊現象AT2023clxを詳細に観測し、潮汐破壊現象に伴うガスの噴出方向と銀...
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超新星からの電波放射を日本・韓国の望遠鏡で観測

前田啓一 理学研究科教授、岩田悠平 国立天文台特任助教らから成る国際研究グループは、近傍銀河で発見された超新星のVLBI観測網による電波観測の結果と理論モデルの比較から、親星の質量放出が爆発の数十年前から活発化していたことを解き明かしました...
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地上燃焼の理論でIa型超新星の爆発モデル検証―未だ謎の多い爆発シナリオに新しい目で迫る―

理学研究科宇宙物理学教室・前田啓一 教授と工学研究科・岩田和也 特定助教による理学・工学にまたがる研究グループは、地上化学燃焼実験により確立された理論を用いることで、Ia型超新星における核反応燃焼波の振る舞いが説明できることを示しました。こ...
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超巨大ブラックホールの周囲に隠れたリング ―時系列データから復元された立体構造―

名越俊平 理学研究科日本学術振興会特別研究員(PD)らの研究グループは、超巨大ブラックホール周辺に分布するプラズマガスに、これまで知られていなかった構造を発見しました。この成果は、超巨大ブラックホールの質量測定や宇宙の膨張速度測定の精度向上...